Line engraving  線彫り



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線彫りは、古代からある技法。線を掘り重ねて描き出します。
日本では、ギヤマン彫り(江戸時代末期から)、線彫り、ライン彫り、スクラッチング、
グラス彫刻、グラスリッツェン(ドイツ語で引っ掻くの意味)…等々と呼ばれています。

現代では宝石研磨や歯科医の使用する、ダイヤモンド粒を電着させたものと同様の
良質な針先(ビット)が多種類発売され、一般でも手軽に制作出来るようになりました。
日本では多くのグループや作家が生まれています。

私はガラス彫刻用の先端の丸い針を1〜3本、またはD-PEN1本で彫っています。
鉛筆やインクペンを使用するように動かし、丁寧に線を彫り重ねます。
特に羽毛や毛の流れに『線』を生かせる動物を彫るとリアル感が増します。
ライン彫りはリアルな絵柄だけでなく、線だけの模様や、文字など、色々と楽しめます。
また数種類の針先で線の強弱、彫り重ねなどを彫り分けられるようになると、繊細さが増し
よりきれいな仕上がりになります。
工具店やホビーセンターで購入しやすいビット以外の
私の使用する道具(D-PEN)は、このページの最下部に紹介しています。

★ 透明ガラス作品は、強い照明をあてて撮影しています。実物の彫刻面の白さは、写真より優しい白になります。


 掲載作品の中には販売済みも含まれています。

  

  

  

  

  



☆☆☆ ダイヤモンドペン (D-PEN)       

 D-PENは、先端にダイヤモンド粒を円柱状に固めた数ミリの芯が付けられており、鉛筆で描くように彫れる便利なペンです。
ですが、強い力で線を引こうとすると、鉛筆の芯が折れるのと同じで先端が取れます。ペンを立て気味にして力を込めずに彫ります。

☆ D-POINT PEN (替芯あり) : オグラ宝石精機工業株式会社 製




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©Ami Kitsuda